クリスマスツリーとお部屋に、なぜエジプトガラスのオーナメントなのか

クリスマスツリーとお部屋に、なぜエジプトガラスのオーナメントなのか

アートクレジット @yosenami_art

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お部屋を飾るとき、私たちはただ空いているスペースを埋めているわけではありません。どんな空気の中で暮らしたいか、どんな物語に囲まれていたいかを選んでいます。毎シーズン何の印象も残さずに消えていく物もあれば、ずっと心に残り、自分の歴史の一部になっていく物もあります。

私たちのエジプトガラスのオーナメントは、後者に入りたいと願って作られています。ひとつひとつ人の手で作られ、その重さ、光の受け方、そして実際の暮らしの中でどれくらい使いやすいかに気を配っています。そのため、プラスチックやレジン、大量生産のガラスオーナメントとはまったく違う存在になります。ほどよい重み、窯で焼き付けたラスターカラー、18金の装飾、そして「割れにくさ」まで考えた設計。これらすべてが一つの物語を形づくっています。
それぞれのオーナメントはエジプトの職人の手から生まれ、伝統的な吹きガラス技法とガラス窯、そして原料ガラスから仕上げまでの丁寧なチェックを経て、皆さまの元へ届きます。

1. 一つ一つに宿る、エジプトの手仕事と歴史

このオーナメントを手に取るとき、あなたが持っているのは、機械がコピーした同じ物ではありません。誰かの手の中で生まれた「時間そのもの」を持っているような感覚に近いかもしれません。
ひとつひとつがエジプトで職人により、息と熱と集中力でかたち作られます。溶けたガラスを竿の先に取り、息を吹き込みながら回し、少しずつ形を整え、冷まし、装飾し、再び焼き上げて完成させます。

だから、まったく同じ形のものは一つとしてありません。カーブが少しやわらかかったり、金のラインがわずかに高かったり低かったり、ガラスの中の光の泡が少し違って見えたり。
それらは「キズ」ではなく、代々エジプトの工房で受け継がれてきた技の指紋のようなものです。無名の工場製品ではなく、「本当に人の手で作られた」という証拠を、小さなアートピースとしてお家に迎えていただけます。

2. 手にした瞬間に分かる、ちょうどいい贅沢な重さ

私たちのオーナメントの特別さは、多くの場合、実際に手に取った瞬間に分かります。手のひらに乗せたとき、静かで安心感のある重さを感じます。ガラスは無駄に厚くもなく、頼りないほど薄くもありません。
上質なセレクトショップやギャラリーに置かれていそうな存在感がありながら、実際にはご自宅のツリーに気軽に飾れる実用性も持っています。

このバランスは、エジプトの職人が一本一本、吹きガラスで仕上げているからこそ生まれます。型に押し付ける機械は使いません。厚みも大きさも、職人の息と手の感覚で調整され、光を通す薄さと、生活の中で使える強さの両方を持つ形に整えられます。
新しいデザインを作るときには、実際のツリーの枝に試作品を掛けて、重さがちょうど良いか、枝が下がりすぎないかを確認しています。

そのおかげで、飾ったときに枝が不自然にたわむことはなく、かと言って「中が空っぽのプラスチック」のような軽さでもありません。

このタイプのオーナメントでツリーを飾ると、全体の雰囲気が変わります。一つ一つが自然な存在感を持って枝から下がり、枝のラインはきれいなまま、オーナメントは軽すぎてクルクル回ることもありません。ツリーの前を通るたびに、そこにあるのは「とりあえず買った飾り」ではなく、「ちゃんとした物」としての重みだと感じられます。

3. 窯で焼き付けたラスターカラー。生きた光をまとう色

最初に目を引くのは多くの場合「色」ですが、印象に残るのは「光の中でどう変化するか」です。
私たちのオーナメントには、ガラスの表面にただ塗るのではなく、窯で焼き付けてガラスと一体化させたラスターカラーを使っています。装飾を施したあと、オーナメントをガラス窯に入れて温度を上げ、ゆっくり冷ますことで、ラスターの層がガラスとしっかり結びつきます。

この工程によって、色は深く、ほとんど液体のようなツヤをまといます。光が通ったり反射したりするとき、ベタッとした一色ではなく、柔らかなグラデーションと奥行きが生まれます。
日中の自然光、夜のあたたかい照明、クリスマスツリーの小さなライト。そのどれもが同じオーナメントの別の表情を引き出してくれます。色は大声で主張しません。静かに「呼吸する」ように空間になじみます。

焼き付けられていない一般的な塗装とは違い、このラスターカラーはガラスにしっかりと定着しています。安価なオーナメントは、時間がたつと色があせたり、欠けたり、ツヤを失ったりしてしまうことがありますが、窯で焼き付けたラスターカラーは、たくさんのシーズンを重ねても美しさを保てるように作られています。

和の雰囲気のあるミニマルなお部屋にも、北欧テイストのリビングにも、クラシックなヨーロッパ風インテリアにも自然になじみ、空間全体をさりげなく引き上げてくれる色です。

4. 「金色」ではなく、本物の18金を使った装飾

金という素材は、不思議と見る人の目がすぐに反応します。たとえ言葉にできなくても、「なんとなく本物っぽい」「なんとなく違う」と感じるものです。
多くのオーナメントは、金属風の塗料やフィルムで「金色」を再現しようとしますが、時間がたつとツヤがにぶり、色味が鈍くなり、表面がはがれてきてしまいます。

私たちのオーナメントには、本物の18金を使ったラスターを用いています。縁取りやライン、細かな模様は、金を含んだ専用の絵具を使って職人が手描きし、その後再び窯で焼き付けて定着させます。一般的なメタリック塗料ではなく、陶磁器や高級ガラスの装飾にも使われる18金ラスターを選んでいます。

その結果、生まれるのは、ギラギラとした派手さではなく、ふんわりとした温かみのあるゴールドの輝きです。光が当たったとき、ラインが「叫ぶ」のではなく、そっと光を受け止めるように輝きます。

本物の金を使うことで、このオーナメントとの付き合い方も変わっていきます。
「今年だけ楽しめればいい」飾りではなく、「来年も、その先も毎年箱から出して飾りたい」と思える小さな工芸品になります。「これ、18金を使っているんですよ」と誰かに伝えるとき、ただのスペックを言っているのではなく、この小さなガラスのために払われた敬意まで一緒に伝えているのだと思います。

5. 割れにくさまで考えたガラスづくり

ガラスは、いつだって少しだけ気を遣って扱うものです。その繊細さもまた、ガラスの魅力の一部だと思います。
ですが同時に、私たちはこのオーナメントが「現実の生活」に耐えられるものであってほしいとも考えています。収納から出して、手に取って、ツリーに掛けたり場所を移動させたり、また片付けたり。子どもが触れるかもしれませんし、枝が揺れたり、箱を少し強く置いてしまうこともあるでしょう。

そのため、見た目の繊細さを保ちながら、できるだけ実用的で割れにくいように、最初の設計段階から「耐破損性」を意識しています。形ごとに適切なガラスの厚みを決め、薄すぎると美しいけれど不安になり、厚すぎると重くて鈍い印象になる、その中間の「ちょうどいい厚さ」を目指しています。

成形後のガラスは、そのまま空気中で冷やすのではなく、「徐冷(アニーリング)」と呼ばれるプロセスを経ます。専用の条件でゆっくりと時間をかけて冷ますことで、ガラス内部にたまった応力を和らげ、小さな温度変化や軽い衝撃で突然パキッと割れてしまうリスクを減らします。

さらに、完成したオーナメントは実際に手で確認します。各バッチから抜き取ったサンプルを強い光にかざして、内部に細かなヒビや弱い部分がないかをチェックし、普段持つ位置をそっと押して感触を確かめ、軽く指で叩いた音にも耳を澄ませます。
内部に明らかなストレスラインが見えたり、感触や音に違和感があるものは、出荷しません。実験室で壊すような激しいテストではなく、実際にご家庭で使う状況をイメージした、現実的で丁寧な確認です。

6. デザインそのものを変えていく「割れにくさ」の視点

耐破損性を考えるのは、最後のチェックのときだけではありません。デザインを考える最初の段階から、その視点を取り入れています。
使ってみて、ある形の首元や先端が割れやすいと分かれば、その部分のラインを少し柔らかくしたり、つなぎ目に少し厚みを持たせたり、細長いパーツをほんの少し短くしたりして調整します。見た目の美しさと、日常での使いやすさが両立するポイントを探していきます。

図面や最初の試作の段階では、とても細くてドラマチックなシルエットが素晴らしく見えても、実際のテストで割れやすければ、そのまま商品にはしません。同じような雰囲気を保ちながら、もう一歩だけ安心して使える形を目指して何度も作り直します。

こうした「デザインして試し、使ってみてまた直す」という積み重ねによって、見た目はとても繊細なのに、実際に使ってみると想像以上にしっかりしているコレクションが出来上がっていきます。

だからこそ、オーナメントを手にしたときに「見た目は繊細なのに、意外と安心して持てる」と感じていただけるのは偶然ではありません。ガラスそのものから学びながら、細かい調整を重ねてきた結果なのです。

7. 私たちのオーナメントが他と違うところ

ツリーや棚を飾るだけなら、安価なデコレーションで簡単に埋めることもできます。プラスチックやレジンのオーナメントは軽くて安い反面、どうしても「使い捨て」に近い印象になりがちです。色が強すぎたり、表面が傷つきやすかったり、数シーズン使うと魅力が薄れてしまうことも少なくありません。
ガラス製の大量生産オーナメントは見た目は少し良くなりますが、薄すぎてすぐに割れてしまったり、逆に厚くて重く、バランスが悪かったりします。金属風の装飾は、はがれたりくすんだりしやすく、デザインもどこかで見たことがあるようなものが多いかもしれません。

私たちのエジプトガラスのオーナメントは、別の選択肢を提案したいと考えています。手にしたときにしっかりとした存在感がありながら、ツリーに掛けても重すぎない「考えられた重さ」。窯で焼き付けたラスターカラーが、自然光や室内灯の中で生きているような輝きを見せてくれること。本物の18金による装飾が、静かな贅沢さをプラスしてくれること。
そして、ガラスの形や厚み、徐冷、チェックという一連の流れで「割れにくさ」を考え抜き、その結果を次のデザインにも反映していること。

私たちが目指しているのは、「毎年買い替える箱いっぱいのプラスチック飾り」ではなく、「毎年同じお気に入りを箱から出して飾る楽しみ」です。

このオーナメントを選ぶということは、ただ枝の空いたスペースを埋めるための物を買うのではなく、ご自分の家や好み、これからの季節の過ごし方を大切にするという選択だと思っています。

8. 小さなガラスが運んでくる、長い物語

飾り付けの箱を開けて、「今年はどれを飾ろうかな」と考える瞬間が、毎年どこかでやってきます。
なんとなく買った飾りは、「とりあえず」の気持ちでツリーに掛けられ、特別な意味を持たないまま戻っていきます。一方で、箱からそっと取り出して、ゆっくりと眺めてから掛けたくなる物もあります。「これはあのとき買ったものだ」「これはあの人からもらったものだ」と、思い出と一緒に指が動きます。

私たちのエジプトガラスのオーナメントは、その「後者」になりたいと願って作られています。
本物のガラスの重み、窯で焼き付けたラスターカラーの柔らかなツヤ、18金のあたたかい輝き、そして割れにくさや使いやすさまで考えたデザイン。それらすべてが、エジプトの小さな工房からあなたのお部屋まで届く、一つのストーリーになっています。

毎年同じ箱から取り出し、同じツリーや同じ場所に飾りながら、そこに少しずつご家族やご自身の思い出が重なっていく。その時間を、一つの小さなガラスと一緒に育てていただけたらうれしいです。